農道を歩いていると藪の中からヒヨドリが飛び出した。
巣でも有るのかなと思い藪の方に目をやると、そこには桑の木が。

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種子島の野山で見かけるのは属に言う「ヤマグワ」。
昔は自宅の周りにも桑の木がたくさんあったが、最近は1本も見かけない。
パッと見、毛虫のようにも見える桑の実だが、これが真っ黒く熟すと甘いんだなぁ。
昔は子供のおやつだった桑の実も今では野鳥の餌になっている。

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先日、南種子町茎永地区の水不足の様子をアップしたが、我が家の田んぼも遂に2度目のポンプアップが必要になった。

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茎永地区のように水路に水が流れて来ないというのではなく、道路反対側の水路にはこんこんと水が流れているのに田んぼに水が入ってこないという歯がゆさ。
それほど広くない田んぼなので1時間もポンプアップすれば田んぼが潤うから、まっ、いいか。

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上流にある田んぼが全部耕作放棄地になってしまったので沁み出てくる水が頼りの田んぼだが、こうして1週間以上も天気が続くとどうしても田んぼが乾いてしまう。

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ポンプアップしている間は畔の草払いとヒエ引きが大事な仕事。
えっ、今頃、ヒエ引き!?
そう思った方、いませんか?

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ほとんどの農家は除草剤でヒエや雑草を抑え込んでいるが、我が家は除草剤をまいたことが無い。
ヒエや雑草が生えてこないわけではないが、親父が除草剤を使わないのでヒエが出てくると手で1本1本取り除いている無農薬農家なのだ!
と、かっこよく言いたいのだが、先立つものが・・・。(笑)

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ヒエはイネ科ヒエ属の植物でイネ科イネ属の稲とよく似ていてなかなか見分けがつかない植物。
これを見分けるのが農業のプロ!
なのだが、素人の私は時々見逃してしまい2度目のヒエ引きを行うこともしばしば。

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出てきたばかりのヒエを見分けるコツは大きく2つ。
写真上のように稲の列ではない場所に生えてきたもの、そしてもうひとつは等間隔に植えてある苗と苗との間に生えてきたものがヒエと思ってほぼ間違いない。
ただ、苗に寄り沿って生えてくるものも有るから厄介だ。
作業後半はさっと腰を伸ばせなくなったが、午後にはヒエ引き終了。 ホッ!

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今日の南日本新聞に掲載されていた中種子町立野間小学校6年牧瀬聖人さんと西之表市立伊関小学校の記事。

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