南種子町茎永の畑の周りに植えてあるワトソニアが満開になっている。
畑の周りにぐるりと植えてあるその一部分を写したものだが、それはそれは見事!

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この時期になるとツワ(ツワブキ)やフツ(よもぎ)、孟宗竹のタケノコが旬を迎え、収穫で忙しい。
先日、ツワとフツを採りに行き、あく抜きや長期保存をするための処理をした。

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ツワは表面の薄い皮をむいて適当な長さにつんもって(折って)水に浸し、その後、あく抜きを兼ねながら軽く湯がく。
あとは、適当な量に分けて冷凍保存。

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フツは葉っぱに虫や傷んだものが無いかを確かめながら1枚1枚丁寧に茎から切り取り、こちらもあく抜きを兼ねながらさっと茹で、水に浸して冷ましてから水を切って冷凍保存。

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採ったツワやフツは郷土料理を作る時などに使うのだが、その時に参考になるのがこの「うんまかえ」。
これは種子島地区栄養改善推進連絡協議会(約100種)や鹿児島県食生活改善推進員連絡協議会(約40種)が発行したもので、種子島に昔から伝わる郷土料理の作り方や種子島の行事食などが紹介されている。

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先日、東京と滋賀に住む妹たちにタケンコとツワ、フツ、かからんばの葉っぱ、アオノクマタケランの葉っぱ、米粉などを冷凍にして週末に届くように送った。

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東京の妹からは荷物が到着したその日の夜に早速LINEが入った。
「海老で鯛を釣りましたので、早速いただきます! おおきに!」
と写真添付(上)の報告。
ちなみに海老と言うのは、この数日前に妹から届いた手作りのパンやケーキのこと。(笑)

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その後、滋賀の妹からも写真添付でLINEが届き、
「やっぱり種子島のものはうまかなぁ。おおきに!」
と連絡が有り、「『うんまかえ』に書いてあるフツの量を2倍にしたら、ちょうど母ちゃんの味になった。」とコメントが入っていた。 
作る楽しみと、出来立てのまんじゅうを食べながら、帰りたくてもなかなか帰れない田舎を思い出したに違いない。