南国らしい夏空が戻ってきた種子島。
朝から青空が広がり、クマゼミの大合唱が脳天に響く。
お盆が終わり、昨日は清浄寺でお盆最後の施餓鬼法要と精霊送りの仏事が行われた。
施餓鬼法要は無縁仏となっている霊魂へ供物を施すことで餓鬼の供養を行う法要行事。
次に境内で行われたのは精霊送り法要。
檀家の皆さんが樒(シキミ)や盆花、お米、ユリの根、マキなどをお供えし、精霊様とのお別れ。
お供えしたユリの根は精霊様が乗る船として、そしてマキは櫓にして帰ってい行くのだそうだ。
檀家の皆さんが故人を偲びながら線香を捧げ、精霊様が無事に帰れるように、そして来年お盆の再会を誓った。
法要が終わると精霊様とお供え物を乗せ、男衆が直ぐ近くの増田海岸へ。
向井川から精霊様を見送る。
川の流れに乗り、精霊様たちがゆっくり海へ帰って行った。
お盆法要が終わると年に一度の総会が開かれ、その後、直会。
皆で清浄寺と檀家の安寧を願いながら、和やかな時間が過ぎていった。
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